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・・・こういうのが、恋の始まり?
そうだったら、いいな。
そうだったら、少しずつでもこの気持ちをコントロールできるかな。
「・・・あの、ひまりちゃん。」
「・・・はい。」
この緊張感が、恋に発展したりしないかな?
「こっ、このあと・・・二人で、遊びにいったりしませんか。」
ちゃんと、ドキドキしてるし。
大丈夫、大丈夫、大丈夫。
まるで自分に言い聞かせてるみたいだ。
「うん、行こ。」
そう頷いて窓の外を見ると。
・・・え。
え。
え。
え。
・・・なんで、稜雅くん・・・いんの?
稜雅くんは、友達と歩きながら私の方をずっと見つめていた。
そしてピコン、とLINEが。
『親にバレたらどうするの?』
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