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雪さんの起こした事故現場へ……。
ユウさんの鋭い視線に、
村上さんは、またタジろき始めて
「現場に行ってどうなる?
それに俺は、研究所の住所位しかわからない」
逃げ道を失ったハエのように、
視点を右往左往させていた。
「俺も雪が死んだなんて信じちゃいない。証拠に配偶者の俺にそんな情報が来ない分けない。家の車は、俺名義になってるしな」
「……俺は、どこよりも早く記事を書く義務があるんだ」
村上さんの非協力な態度に
俺もユウさんも、
イラッとしてきたところへ
「きっと美和は、エイドリアンに俺の事を報告して、何らかの動きを見せるはずだよ」
すっかり、準備のできた井上博士が
教えてくれた。
「研究所地下に、エイドリアンの隠れ家がある」
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