本質

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「ユウさんっ……?!」 病人服の中からこもった声で、俺のレイプまがいの行動を拒否しようとする律子。 「あの時は抱かなかったくせに!っ」 和哉のアパートで、 快華を飲まされた夜、 律子の大胆なアプローチに負けない姿勢を貫いたのに、 「なのに、どうしたの?!」 こんな場所で発情したおれを さすがに彼女も恐怖心を抱いてしまったらしい。 「もっと、叫べ!」 「え」 白い、細い体が震えていた。 「 ほら!あの男も、外の監視も目を見張って、律子の体見てるぞ!」 「イヤッ!!!!!」 監視員の視線なんか、あったのかどうか知らないけれど、みのむし状態の律子はそれを信じて、 それからは 大暴れをして、 大声を出して、大変だった。 とうとう、外の監視員の男たちが、異様な空気に気付いて 「なにしてんだよっ!!」 思惑とおり、 中へと飛び込んできた。
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