第9章 禁断の月曜日

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「でなきゃ死んだ恋人の甥っ子を、ぬけぬけと抱いたりしない」 由良は抵抗することなく 僕の腕に抱かれ。 どこかすがるような仕草で 襟元をギュッと掴んでいた。 「最低だよ、あんたは――」 そうして 熱く耳打ちする 罵倒の言葉――。 「大嫌いさ」 気持ちと態度が 裏腹なんだ。
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