第9章 禁断の月曜日

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「答えないのか――」 「ンンッ……!」 欲望のまま 由良の唇を奪う間中。 激しく打ちつける雨音だけが 沈黙をかき消した。 「やめろよ、義理の父親となんて間違ってる……」 無茶なキスだけでは飽き足らず 僕は愛らしい唇を甘噛みしながら吐き捨てる。 「先生、あんた本気……?」 呆れ果てたように鼻で笑って それでも由良は 「じゃあどうするの?」 僕の首にしっかりと両腕を回して囁いた。
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