第9章 禁断の月曜日
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「家庭訪問でも?」 小悪魔。 ラズベリー色した唇から洩れる 気だるげな吐息が 「それともパパから僕を奪い去る?」 徐々に 押し殺した笑い声へと変わる。 「先生、本当に僕にはまっちゃったんだろ?」 からかわれているの 分かってるのに。 毒を孕んだ その笑顔を見ただけで――。 バカだな。 初恋のように 僕の胸はギュッと締め付けられる。
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