第9章 禁断の月曜日

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「おいっ……どうした?」 段々――。 これは 非常事態じゃないかと思えてくる。 「お願い……保健室はダメ……」 色のない唇が 繰り返しそればかり告げる。 「じゃあどこに……?」 寒いのかそれとも 極度の緊張状態――。 「どこでもいいよ……誰もいない場所……」 由良の身体が 細かく震える。
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