ちょことオタクな・のほほんな乗客三人組(「猫」と「萌え」と…)

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寄港地の港町 南国の古い町並みに椰子の木 異国情緒にあふれて・・ ・ そんな情緒を吹き飛ばす女性陣 「見て見て!きゃ~可愛い何匹もいるうう!」「まあ!なんてかわいい!」 「ぬこ様よ ぬこ様ああ い、いや~ん尻尾がラブリいい」 柘榴やお祖母様達 女性陣は その辺の野良猫・・いや ぬこ様方に夢中だ あ、追いかけて駆けてゆく プロ仕様の20万のカメラを抱えつつ (それにしても20万とは・・本当のプロカメラマンなら それも納得、理解可能だが) そういえば 前に落として壊した事もあったよね カメラ・・ バーゲンで購入した1万以下の俺のカメラ(予備とも言う)があるから 大丈夫か・・ ・ ・・・・ 目の前に広がる風景に 南国の花の香りがどこからか漂う 吹き渡る心地よい風 青い空 波の音 この古い町並み  淡いアイボリーの古代ローマ時代の建物の石積みに独特の風景 俺の心は 古い時代へとタイムスリップして そして・・ 戦士は剣を振り上げて、 それに対するムチムチの胸を強調するビキニアーマーを身にまとった 女戦士は 呪文と剣の技を唱えながら・・ い、いかん 思わず何かのネットゲームを連想しそうになっている俺・・ 「何やってんの!拓ちゃん 客船がツアーで用意した観光バスが出るわよ」 「はいはい」慌てて 二人の後を追う しかし 切り替え早いよね さっきまで猫のストーカー(?)してたのに
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