船の追走チェイス…エンデングへ

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「拓ちゃん」 「行ってくる!大丈夫、柘榴、おばあ様」 船尾で爆発音 騒ぎが起こり 離れたこの場所にも ライフルの音に怒号が響く ルル…電話が鳴る 「拓くんか?操縦室の傍の自販機付近で落ち合おう 敵に見つからないように気を付けて」 様子を見ながら、乗務員の一人と操縦室の自販機の方へ向かう 「拓くん」 スキンヘッドの男が声をかける「コールネルさん」 「今、操縦室前の敵を倒す。待っててくれ」 船尾に多数の敵が 誘き寄せられて 手薄になった所を スキンヘッドのジョゼフ・コールネルが 操縦室の付近や中の敵を手際よく、手刀やナイフで倒す ガチャン 操縦室の扉を開けた 「誰だ」 立て続けに 投げナイフで操縦室内にいた二人の敵に投げつけた「ぐぉ」「うわあ」 「こつちだ、私はドア付近で敵が戻らないか見張る」 操縦室に船長の死体 それを横目に見ながら 乗務員の指示に従って操作 船のSOSに、情報の送信 操縦室に立て込み 戻ってきた敵を また手際よくジョゼフが殴り倒す ドンッ 「護衛艦が攻撃してくる!奴等に乗っ取られたみたいだな」敵に乗っ取られた護衛艦の射撃を辛うじてかわす 「助けがくるまで、逃げます!操縦は…」 「私が教えますから、まず、手動に」乗務員の再び指示で、手動に切り換えて、船を動かす ドンッ近くを攻撃の砲弾 激しく揺れて、船に波しぶきが弾く 「右手に岩場です!避けて」 逃げながら、海域の岩場の障害物をかわしてゆく… 長い時間と思ってたが 1時間もなかったと 後で知った 味方の護衛艦や近隣諸国の警備艦隊が 僕らを救う
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