ちょことオタクな・のほほんな乗客三人組(「猫」と「萌え」と…)

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「今回の仮装パーテイでは拓ちゃんはアニメという話だけど 他のパーテイでもどうかしら柘榴ちゃん、拓ちゃん?」 「お祖母様も好きなドラマの仮装でしたね」 (詳しくは知らないが…) 「これは柘榴ちゃんの」 買い物袋から取り出した箱の中には少し黄味を帯びた淡いピンクのシホンの薄い生地を重ねた まるで 八重の花びらを重ねたようなドレス 黒い大きなバラの飾りが胸元を彩り 黒いバラの飾りには 小さな真珠や光沢を帯びた黒のビーズが散りばめれている もう一枚はクラシカルなスタイルの欧州の中世風のアレンジのドレス ゴブラン織りの重厚な作り 下地に見えるのは白レースが沢山ついている。 「なんだか マリーアントワネット風?」 「どうかしらね ゴスロリって お店の人は言ってたわ」 「それから・・」 淡いブルーの薄い生地を基調にした スカートに同じ生地のバラを 複数つけたもの 服には 揃いのバックに靴 どの服にも合いそうな真珠のアクセサリー もう一つ装飾の凝った小さなダイヤのアクセサリー 「こちらは拓ちゃんのよ」 こちらはグレーの色の丸襟のスーツ一式 他にも 濃い目のブラウンスーツに  シャツが白が2枚に青のシャツにクリーム色のシャツ 他にもカジュアルな服が数着に 服に合わせた靴が3足 「サイズが合わなかったり 好みでなければ取り替えるわ」 笑顔のお祖母様 「他に必要そうなものは」 言えない・・最新のパソコンとかタブレットとか・・ 「拓ちゃんは パソコンの方がいいじゃない? それとも憧れの秋葉とかで御買物?」 「いや、そんな!」 「日本に帰ったら、東京に連れてってあげましょうか? 秋葉で何を御買物するの?パソコンとか家電?」 ニコニコと笑うお祖母様 意味ありげにニヤリとこちらを向いて笑う柘榴 「ふふん」 頼む 柘榴!そこで某○○娘とか 萌えグッズとか あれやこれや言うな柘榴! 「さあ~男の子の好みって難しいから」 とりあえず柘榴は黙っていてくれたようだ・・。
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