ちょことオタクな・のほほんな乗客三人組(「猫」と「萌え」と…)

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「う~ん 汽車とかの模型? 貴方達のひい祖父様も好きで その為にお屋敷を改装して 挙句 博物館まで作ったから」 オタクは血スジ? 思わず苦笑する俺 「秋葉で 以前購入したカメラだけど そろそろ最新も欲しいわね 通販とかでもいいんだけど」 「20万したんでしょ!」 「ええ!カメラ教室に通って プロのカメラの先生の物と 同じものが欲しくてね」 ・・高機能のパソコンが買えるじゃないか! 俺のは中古なんだけど スキャナとかプリンターだっていけるじゃないか プロのカメラマンなら ともかくだ 「ぬこさま達の写真とかも 沢山撮ったわ! 今度は動画も撮るわ ふふ」 「わが一族のアイドルニヤンコ達」 「冬に 車の運転手が助けたのよ 車のトランクルームに紛れ込んでいた野良ちゃん 寂しいだろうから NPOから数匹もらってきたけど 可愛いわよね柘榴ちゃん」 「ええ!」 「海外の猫さんの写真も沢山撮りためたわ 今度 教室の先生に相談して 写真集を作るわ」 猫オタクな御二人 時々、猫にストーカー行為してる そう・・その為に企画された 今回の旅行 各国の遺跡やら町で猫探しであるそして、写真が撮れるまで猫にストーカーするのだ…。 そして、俺は二人の荷物持ちでもある 他にも あるが・・ね 「拓ちゃん パソコンとか 欲しいでしょ 誕生日も近いし 私がお祖母様に頼んでおいてあげるから 機種を教えてね」 こっそり耳うちする柘榴 柘榴ちゃん天使!  浮いたバイト代は 萌えグッズに投入だ! 「お父様達も来たら 楽しかったんだけどね」 「またの機会かしら」 「男性陣は 前回 カジノに、はまってたけど、拓ちゃんは未成年だから  カジノは駄目よ」 「はいはい」 「追加の食事を頼みましょうか? パエリア? カレー?それともパスタとか?」 「それにレタスとアボガドのグリーンサラダも」 ガラス張りの外に目を向けると 青い海の風景が広がってる 「夕方の時間も素敵よね。 黄金色の黄昏が紅に染まって やがて 暗い紫色に 夜の帳が降りる」 そして 夜の食事は今夜はマジックショーを楽しみながら それまでに 俺は二人の付き合いで 甲板に設置されたプールやジムで一汗 ・・・ああ 柘榴の赤い花柄フリルつきのビキニ・・は 今回はおあずけ ・ 「じゃ また後でお祖母様」 「はいはい ネットでアルバイトって大変よね 柘榴ちゃん 休暇の合間にもお仕事なのよね 大変」
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