きんぎょのおねだり

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「ぇ?薄い本って…もしかして、き、き、き、「きんぎょと言ってみろ、服剥いて廊下にほっぽりだすぞ…。」」 「き、君って同士(腐男子)? 是非とも腐レンドに…?」 会った時とは明らかに違うテンションに少し引いた…。 「…腐男子…知られたくないみたいだったけど…?」 別に…脅したつもりはない。 「ぁ!あ!僕、薄い本取ってくるね…!!」 滅茶苦茶焦ってる感丸出しで慌てるMr.海堂。 「俺と関わりたくないって言ってたのに…悪いな。 話し聞いたらサッサと解放するから…。」 意外と部屋が近いみたいで、すぐに戻るからと言って出て行った。 …戻らなかったら、その時はしょうがない…。 俺も面倒くさそうな奴とは、一緒になんか居たくないしな。 あとは俺のプライドかなぐり捨てて、アイツにメール送って助けて貰えばいいか…。 助けてくれなんて言うのは非常に不本意だが、仕方あるまい。 トントン! 『ただいまー。薄い本持ってきたよー。』 早っ!戻るの早っ!
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