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「なるべくこの学園の状況に近いのを持って来たけど、この学園って微妙にズレてるんだよね。」
何故か?俺の横を陣取って、俺の横顔をガン見しながら話すMr.海堂。
…やっぱ、この眼鏡は少しみずらいや。
眼鏡を外すとMr.海堂は、俺の横から正面に座り込んだ。
「会長は何様俺様風だし、副会長は眼鏡美人の敬語キャラだし…チャラ男会計はあんなんだし、書記は無口わんこなんだけど…。
食堂イベは副会長と会計しか来なかっただろ?
校門前で起こる筈の、似非笑顔指摘からの気に入りましたキスが…食堂で起こるなんて…しかも!気に入りました止まりで、キス無しなんてガッカリだよ。
君がうざ系の王道転校生じゃなかったのはラッキーだったけど…なんかこう…足りない感が…。
爽やか攻め要員はいるのに一匹狼も足りないし!
それとも、もう一匹狼は落としたとか?
…王道転校生イコール腐男子受けも良いけど…もう少し攻め要員が欲しいと…」
「五月蝿い、黙れ!」
俺が聞きたいのは、お前の理想の腐話しではない!
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