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どうも。
楽天です。
最近地震多いですね。
じつに嫌な感じです。
震災の影響は本当に大きかったです。
今も仮設住宅で暮らしている方がいると思うと・・・なんとも重い気分になります。
実はあの震災の時、自分が津波に襲われる夢を見まして、とても恐ろしかった記憶があります。
どうか、一日も早く東北が復興するように・・・。
暗い出だしになりましたが、今回はホラーという物を書くという事について
語ってみたいと思います。
実は続・洋館が中断した一番の理由は『スランプ』でした。
もちろん仕事が忙しいというのも一つの理由ではありましたが。
とある知り合いの一言で私はスランプに陥りました。
その知り合いと話をしていて、私が携帯小説を書いている、と告げた時の事です。
即座にその人はこう言いました。
『やめなさい。ホラーなんてくだらない』
ショックでしたね。
『ホラーのどこがくだらないのか』
即座に反論すると『人が死ぬからだ』と返されました。
古今のミステリーは必ず人が死にます。
『じゃあミステリーで人が死ぬのはいいのか?』と返すと
『あれは演出上仕方なくやっているのだから』と言われました。
私は憤慨しました。
劇中で人が死ぬのはそんなに悪いことなのか。
それを描くという事はそんなに罪深いことなのか。
今にして思えば勉強が足りなかったのだと思います。
古来より、人は死をテーマに様々な芸術を生み出してきました。
屍体が朽ちていく様子を描いた九相図、死を骸骨という形で表現したダンス・マカーブル、地獄という死者の行き着く先を描いた地獄絵図。
ホラーはそれを恐怖という側面で捉えたジャンルです。
怪談が戒めの効能を期待して語り継がれたように、現代ホラーにもその効能を持たせることができます。しかし、当時の私にはそこまでの見識がなかった。
個人でそれを消化できなかったのです。
それ以来です。物語がなかなか出てこなくなったのは。
作家の才能を奪うのは簡単です。
その人間の価値観を否定すればいいのですから。
正直とても苦しかったです。
それから本格的に勉強をしました。
今では同じ問いをされても即座に返せます。
『死をもってしか表現できない世界もある』のだと。
私はまた、ホラーを書こうと思います。
今度は胸を張って。
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