5/21
273人が本棚に入れています
本棚に追加
/320ページ
説得どころか… なんかもう、自分がなにやってんのか わかんないよ。 「バカバカし…」 そう呟いて、あのヒトの部屋に向かった。 その日は休日で、朝方まで飲み歩ってた あのヒトはまだ寝てて… 「あのさ! もー昼過ぎだし、いーかげん起きれば?」 「…っん~、 なに…?悪いけど出てって…」 「…出てくよ。 その前に1コだけ言わせてもらう… あたし、柊也のコトが好きだから。 あんたが止めても、強行突破するから!」 そー言い捨てて、クルリと部屋を後にした。 あのヒトに解ってもらおーってのが、バカ だった。 もぉいーよ、 勝手にキレればいい。 だからって柊也にメーワクはかけらんない から、なんの強行突破も出来ないんだけど… とりあソレっぽく反抗して、まずは家出。 お父さんトコか、同中仲間んトコか… その時。
/320ページ

最初のコメントを投稿しよう!