272人が本棚に入れています
本棚に追加
「だからこの確率がー…
なんて説明したらいーかなー…
野上交代!数学得意だろー?」
「あっ、いーよ!
自分でもっかい考えてみるし!
ごめんね?豊田」
結局 足引っ張ってて、申し訳ない!
なのに…
「なんでー?
それよか、
人に教えんのって逆に勉強になるよなー」
さりげなフォローと…
「どこ?」
あたしのノートを除き込む柊也。
2人の優しさがセツナイくらい胸にしみる。
それをムダにしないためにも、
食い入るよーに聞き入って…
「わかった…
120分の1だ!」
勢いよく振り向けた顔が、
思いっきり近くて、
瞬間。
心臓が止まりそーなほどの衝撃!
と、絡み合う視線。
思わずお互い固まって…
慌てて顔をパッと背けた。
だけど胸はずっと、
ドキドキドキドキドキドキドキドキ!
それをゴマかすよーに…
心を血走らせて、超勉強集中!!!
ぼっち度が増した時間もフル活用して…
すべてを勉強につぎ込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!