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けれどそれを誤魔化すように部長は命令形で言った。
「いいから早く運びなさい」
「……はぁ」
なんだろう、この違和感は。
けれど朝食を食べながら、楠田部長が話してくれたのは私が全く想像もしていない事だった。
「そうそう葉月ちゃんに伝えておきたいことがあるの」
「え?なんですか?」
「アタシの噂と瀬那川ちゃんについて」
「え?部長の噂と瀬那川ですか?」
首を傾げた私に部長は小さく頷くと、まずは噂について話し始める。
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