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「私……また恋が出来ますかね?」
「出来るわよ。アナタとっても可愛いもの」
「え?私、可愛いですか?」
「ええ、小憎らしいほどね」
笑いながら言った楠田部長に私も自然と笑ってしまった。
この人の前でだけは、ありのままの自分でもこうして笑うことが出来る。
それがどれだけ幸せなことなのか、ちゃんと分かっていたはずなのに。
私の中の楠田歩は……気づかぬうちに、とてつもなく大きな存在に変わり始めていた────。
裏Hundred Days 第7話に続く⇒
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