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「ならば半年以内に そのプロジェクトを 成功させる事が出来なかったら、 裕子さんと結婚してもらう。 それでいいな、紫門?」 …YES以外の返事なんて 聞くつもりもないくせに。 「…分かりました」 俺の返事に親父は静かに頷くと コーヒーには一切、 口をつけないまま 社長室を出て行った。 俺は…いつまでこうして いい息子を演じて行かねば ならないのだろう…。
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