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しかし俺の目的はあの男。
そう、桐生智樹だ。
「桐生君、お疲れ様です」
酌に来た俺を冷たく見つめる
彼はどこまでも挑発的だ。
しかし俺は仮面をつけて
彼に微笑んだ。
「桐生君のような優秀な
デザイナーと一緒に
仕事が出来ることを
光栄に思います。
このプロジェクトが必ず成功するよう
どうぞお力を貸してください」
社交辞令満載の笑顔の俺に
桐生も完璧な笑顔を浮かべて見せる。
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