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翌日、俺は彼女に映画でも行こうと
デートの誘いのメールを送信した。
少しづつ彼女に近づきたくて。
けれど彼女は仕事中も
桐生智樹を気にしているのが
ハッキリ分かる。
そんな彼女の表情を見つめていると
何故かやり切れない
気持ちが込み上げた。
身体だけの関係でありながら
あの二人の間にある
深い絆のようなものを
感じたからかもしれない。
お互いが阿吽の呼吸で
仕事をこなして行く二人の姿に
俺の中に焦りが出始めた。
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