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目覚めたら知らない場所にいた。
真っ白な世界?
いや、空間?
見渡す限り何もない
まだ夢の中なんだろうか
「夢ではありませんよ、雪村実果さん。」
声が聞こえて振り向くと綺麗な人がいる。
てか、心読まれた?
「心を読むといいますか…
自然と聞こえるんです。
一応、神ですから。」
えー…プライバシー侵害じゃん
「まぁ仕方ないと思って下さい。
それよりも何故ここにいるか、わかります?」
そうだ!ここドコ?
「ここは私の作った異空間です。
そして貴女を呼んだのも私です。
申し訳ありません……
今の貴女は魂だけで器となる肉体は
もう無いんです。」
え!?
「貴女が寝ている間に
貴女の住むアパートが火事で全焼。
睡眠から永眠してしまいました。」
えぇー!?
「本当は助かるはずだったんですが
間違えて貴女の隣の部屋の人を
助けてしまいました。」
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