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夕方まで子供達は元気に遊び
実果は女性陣の お手伝いをして帰った
住み慣れた森に入ると やはり安心する
家に戻る前に 御神木様の元へ行き
後で相談に乗って欲しい旨を伝えると
何の相談?
と、子供達が食いついたので
「皆には夕食の時に お話するね」
と、言って帰り道を急いだ
家に着けばハルが先に帰っていて
夕食の準備をしていたので
交代して子供達とお風呂へ。
後で実果と入る女の子組は
夕食の お手伝いをしようとしてくれるが
ヤエを見てて と言って座らせた
夕食のお手伝いより
ヤエのお守りの方が大変なのだが
文句も言わず引き受けてくれる
本当に出来た子達だ
ヤエはヤエで少しずつ言葉を覚え
「ねぇね、まんまー」
と、女の子組に ご飯の催促
それを
「お風呂に入って綺麗にしてからね」
と、汚れたまま食事は出来ない事を教えるリナ
「もう少しの我慢なの~」
優しく諭すルナ
「待つ事もレディには大切な事よ」
淑女論を語るレナ
「ヤエ… がんばる…!」
励ますサチ
末っ子のヤエには先生がいっぱい居て
基本ベースは皆、一緒だが
やはり少なからず個性がある。
たくさんの個性に囲まれたヤエは
どんな子に育つだろう?
基本ベースである優しさや思いやりを
きちんと取り込む事が出来るだろうか?
実果は鍋のスープを混ぜながら思うのだった
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