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「…分かりました。
では、あとは二人で良く
話し合いなさい。
私は紫門の採決に従うしか
なさそうだしな。
ただ紫門、ひとつだけ言っておく。
たとえ失脚したとしても
俺もお前も、また必ずここまで
這い上がる覚悟は出来ている。
自分が一番正しいと思う道を
選びなさい」
…親父までかよ。
そう思った。
裕子にしろ親父にしろ…
全ては俺に決めさせるなんて
今まで俺の意見なんて
全く聞かなかったくせに…。
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