分岐点

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葵から手を引く事も、 すでに俺の中で 覚悟を決めていた事で 桐生の申し出を断る気なんて 更々なかった。 【EVOLUTION】の解除コードを 探す作業を桐生に任せ 俺は相川と澤木が組んだ プログラムを連結させる 作業へとシフトを変えた。 ただ… この仕事をしていて思う。 やはり俺は… CEOでいる『僕』よりも 現場でこうしている方が 自分らしくいれる。 『俺』を捨て切れないまま 時間だけが過ぎて行った。
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