その4

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そんないじらしい過去、平野くんには教えてあげないけど。 「あ、ねえ、ねえ、美月、あそこ…」 ヤマちゃんが指差す先は廊下側。 窓が開いていて、数名の女子が覗いている。 『下級生かな??』と思い、ふと目を向けると 「きゃ、橋本先輩がこっち見たー」 「わー、キレイ。髪もサラサラー」 「さすが飯野先輩のカノジョだけあるね!」
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