壊れたハート

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「会長すみません…。 すぐに車を用意して 頂きたいのですが… 運転手を使っても よろしいでしょうか?」 事情を説明すると 親父はすぐに向かわせると答え 電話を切った。 持って来たタオルで 必死に裕子の脇腹を抑えながら 「ごめんなさい…ごめんなさい」と 繰り返す美紀。 けれどそんな美紀にも 優しい笑みを見せる裕子の姿は 本当に聖母マリアのようで。
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