壊れたハート
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親父の息が掛かった 病院に裕子を連れて行くと すぐに手術室へと入らされた。 「大丈夫、傷は浅いですから」 先生の言葉に少しだけ ホッとしながら 待合室で待っていると 親父から連絡を貰った 袴田が駆け込んで来て。 「川田さんの容体は?!」 「…ああ… 傷は深くはないみたいだけど …まだ手術中なんだ…」 力なく答えた俺に 袴田はゆらゆらと瞳を揺らした。
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