338人が本棚に入れています
本棚に追加
全てを読み終えた袴田が
小さく笑いながら
俺の手に携帯を置いた。
「意地でもCEOを
降りるワケには行かないな」
「…ああ…」
「美紀の事は、
彩音も美紀の家に
向かってくれたし、
もう心配しなくていいから
会社の事と川田さんの事だけ
考えてくれよ。
俺も月島がCEOじゃなきゃ
この会社にいる意味、
正直分からないんだよね」
袴田の言葉に、
俺は小さく笑って頷いた。
最初のコメントを投稿しよう!