彼女の秘密

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なんだか無性に苛立って来て 微かに座った目でジロリと 彼女を睨みつけた。 「お前さ… 俺を一人で寝かせようなんて 思ってないだろな?」 「え?」 キョトンとした顔で 俺を見つめた裕子に 思わず脱力感。 けれど裕子が俺に挑発的に 言った言葉を忘れたなんて 言わせやしない。 「有言実行。 俺を驚かせてくれるんだろ?」 「あっ…」 …え? マジで忘れたワケ? 戸惑ってる裕子に またカチンと来て。 無言のまま彼女を 抱きあげてベッドルームへ 強制連行。 「やっ…ちょっと待って!」 抵抗しようとした裕子の腕を ベッドに抑えつけて じっと見下ろす。
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