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しまった!
俺の部屋の隣、ヤシガニの入ったダンボールを投げた先は小さな公園だ!
ヤバイ! 外に回りこんでる暇なんて無い!
俺は、部屋の窓から外に飛び出す!
大丈夫! ココは二階だ死にはしな…ガサッ! メキメキボッキッツ!
「でっ!」
確かに死にはしないが、背の高い木にぶち当たり俺は潰れたカエルのように無様に地面に叩きつけられる!
「きゃぁ!? きゃあ!???」
甲高い悲鳴が、俺を出迎え…はっ!
良く考えたら俺、腰にバスタオルしかしてない!
これじゃまるで変質者だ!
顔を上げると、そこにいたのは白いワンピースで三つ網の小学生くらいの少女が涙目で…え? なんで? こんな真夜中に公園に? 一人か?
「うわーん! 蟹のお化けの次ぎはお尻丸出しの変態だよー!! 世も末だよぉぉぉぉ!!!」
少女は、バスタオルがめくれ露になった俺のケツ凝視しながら泣き叫ぶ!
ちっ!
視線が熱いぜ…いや、今はそれどころじゃない!
少女の目の前に散らばるおがくずと引っくり返ったダンボール、それと…。
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