第10章 禁断の感情

10/34
前へ
/34ページ
次へ
「……こんなとこで何してんだっ!」 しなやかな手を握らせ 由良が相手をしてたのは 「……この人は?」 いかにも金持ちそうな 初老の男で。 「彼が通う高校の教師です」 僕が苛立しげに答えると 「ほら、言わんこっちゃない」 面倒に 巻き込まれたくないんだろう。 すぐに察して 亀のように首を引っ込めた。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加