第10章 禁断の感情
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どこへ帰るって? 「黙れ」 23時半――。 こんな時間に どこへ連れてったって。 家に送り届けるという 選択肢以外――きっとすべて間違いだ。 切羽詰まった僕を 見てるだけで楽しいのか――。 しおらしく 口をつぐんだ由良を横目に 「くそっ……」 僕はアクセルを踏み込んだ。
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