第10章 禁断の感情

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電話を切るや 「くそっ……!」 車のキーを手に 僕は脇目もふらず家を飛び出した。 乱暴にドアを閉め エンジンがかかると同時に 先日と同じ道。 夜の街へと車を急発進させる。 『パパがいなくなった穴埋めに働いてんだ、僕が――』 悪びれもせず 由良は言った。
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