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「──は?」
突然の訪問客に、目の前の将司は目を丸くしている。
あれから、ぐるぐるとたくさん考えた。やっぱり、もう少し話したいと思った。
将司がホテルと部屋番号をさらりと教えてくれていなければ、押しかけるなんて勇気は出なかった。
お風呂上がりらしい将司はまだ少し湿った前髪をさらりとかき上げると、ドアを大きく開ける。
「ここじゃ何だから、入るかい?」
「ん? あ……ああ」
将司が招いてくれるままに、部屋に入った。彼がドアを閉めてからはっと気付き、口と鼻を押さえ、身構える。
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