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ピロリン♪
「あ、きょもさんからだ。」
きょも
真紀ちゃん?後悔してないって嘘だよね?ホントごめんなさい。
私のせいで、こんな事になってしまって。
真紀
いやいや!きょもさんのせいじゃないです!
ピロリン♪
「浦ちゃんからだ。」
えりか
真紀ちゃん!まだ大丈夫!運営さんに頼んで卒業取りやめて貰おう?
真紀
何でですかw自分で卒業するって言ったので大丈夫ですw
それに私辞めなかったら浦さんが辞めないといけないですよ?
えりか
私はもう覚悟できてるよ!だから、ね?
「浦ちゃんはいつも人をかばってばかりやで。自分の事も考えてや。」
大粒の雫が真紀ちゃんの目から落ちた。
真紀
私は辞めます。自分の意志で辞めます。
えりか
そっか。
「自分の意志なんかやない、辞めとうない。」
いつも人生は思った通りに進まなくて空回りして。
悪戯みたいに手の平で遊ばれてるようで。
遊んでいる手に噛みついてみても何も利かなくて。
自分は無力だと思うたびに誰かに助けられて。
自分は自分と認めれば強くなれる気がして。
そうして自分を守っている。
そうして自分で決断していく。
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