琥珀の眩暈

2/33
前へ
/33ページ
次へ
   ほんのりと色づいた、なめらかな白い肌。  少し開いたなまめかしい口唇から漏れた、熱い吐息。  抱きしめた時に、驚く程細かった腰。  潤んだ瞳からこぼれ落ちた、涙とその味。  そして、未だ疼く背中。  ああ……参ったな。  ことあるごとにちらついて、離れやしない。  ……君のせいだよ。 .
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

243人が本棚に入れています
本棚に追加