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軽い眩暈を感じながら言われたようにしていると、将司はあたしの胸に顔を押し付けて、くぐもった吐息を漏らした。かかる息は熱い。
「……っ、さやか」
将司の瞳の奥が、鈍く光る。
そう思ったのと、ベッドの上に投げ出されたのは同時だった。
さっきから続いている軽い眩暈に頭を振ると、その間に将司が覆いかぶさる。将司はあたしの片足を持ち上げ、自分の肩に乗せる。
すでに滴る自身をあたしにあてがうと、軽く撹拌されるような音がした。将司はそのまま無遠慮に腰を進めてくる。
「……ッ! まさ、し、あ……っ!」
思わず声を上げた。
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