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あいつが居なくなってから1か月。
その間に何度泣いただろう。
何度 墓へ通ったんだろう。
俺は葬式に行けなかった。
行きたいと頼んだが、あいつの両親に 親戚のみでやりたいと言われて断られてしまった。
2人の関係なんて言えなくて、あいつの両親からしてみれば「ただの高校時代の同級生」でしかなかったんだろう。
だから仕方ないのかもしれない。
だけどさ。
最後くらい一緒に居させてくれても良かったんじゃないか。
墓にしか話しかけることができないなんて、悲しいじゃないか。
安らかに眠るお前の姿を一目でも見たかった。
お前が息を引き取る時、俺は傍に居てやれなかったから…最後に謝りたかったのに。
「……ごめんな」
またこうして墓に声をかける。
仕事帰りに毎日 ここへ来て、花を供えて、謝って。
なぁ。
「どうしたらまた、お前の優しい笑顔が見れる?」
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