私と彼の恋愛白書

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ーそして夜になり、私は彼との待ち合わせの場所に急いで向かっている。 思いの外、用意が手間取ってしまったのだ。 ようやくその場所に着いた時、すでに彼は待っていた。 私は申し訳ない気持ちになり、慌てて彼に謝る。 「遅れちゃってゴメンなさい。かなり待ったよね…。」 「いや、俺も今さっき着いた所だから気にすんな。」そう言って彼はニカッと笑う。 その笑顔につられて私も思わず笑顔を返した。 「じゃあ行くか。ほら。」彼が私に向かって手をさしのべる。 私はおずおずとその手を握った。 人の体温が心地いい。 私達はしばらく話しをしながら歩いた。
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