第1章

3/5
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
私は電脳少女のエネでーす! 今日もご主人(如月シンタロー)を嫌がらせ・・・いや、 ご主人と遊んであげます! さて、ご主人を起こしてこよう。 エネはシンタローの秘蔵ファイルにアクセスし、 かけてあるロックをいとも簡単に解き、 「制服」とかかれたファイルを開いた。 そしてひとつの動画を開き、音量maxにする。 再生! キモい二次元の女の声が響く。 「ねぇねぇ、聞いてー!制服の丈短くしてみたんだよ! ほら、パンツ見えてるでしょ?」 妹のモモは2階に寝ている。 なので焦ったシンタローは飛び起き、いつもこう言う。 「お、おい。やめてくれ。モモにもしバレたら!」 もー、本当面白い? 「え?もう妹さんは知ってますよ! 夜中に部屋を抜け出しては入り、っていつもやってること。」 「っ、何!?」 「なーんて、冗談ですよ?ご主人の妹さんはいつもこの時間 寝てるじゃないですか?」 「あのな、エネ!いつもこんな起こし方するけどよ、 もしバレたらってこと考えたことあるか?」 「ないですよ!当たり前じゃないですか~ 別にご主人のそういう怪しい趣味に関するつもりは ございませんので!」 「いや、そういう問題じゃなくてさ。」 「エネは遊んであげてるだけなんですけどぉ。 というか、そろそろせめて三次元の女の子にも 興味を示してはいかがでしょうか? 二次元ばっかじゃただの変態ですよぉ? あ!既に変態ですよねぇ!ゴメンナサイ。」 「うっせぇな!ていうか、いつまで俺の携帯の中にいる つもりなんだよ!?はっきり言うと迷惑だ! こうやって俺をおちょくって何が楽しい?」 「いやですねー、別におちょくってなんかいませんよ! 私はただご主人と遊んであげてるだけです!」 「それが迷惑なんだよ!?」 「いいんですか?そんなこと言って?(ゴゴゴゴゴ)」 ピーピー。 「こら、エネ!何しやがった?ってえー? 何で俺のPCにパス掛けやがった?」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!