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「もしもし?お母さん」
病院の廊下から実母に連絡をする。
大まかに病状を説明し、お願いしたいことを告げる。
「今から、総合病院に行けばいいのはわかった、その間にあんたが着替えやらを取ってくるのもわかるけど…
あんたの代わりに芹南の付き添いは無理だよ」
そう、
三日間の内の、一日だけでも付き添い出来ないかと頼んでみたのだ。
仕事を連チャンで休む事で、クビになら
ないか心配になったから。
「…………わかった、じゃ取り敢えず 今日、寄ってくれる?」
やはり、体の弱い母親には無理なことだった。
付き添いといっても、ベッドがあるわけではなくて、眠るなら
椅子か、子供のベッドに一緒に入る混むしかない。
「こんなときこそ、優さんを頼りなさいよ」
そして、予想通りの母の言葉。
「できないよ」
夫は、もしかしたら、親権や養育権を要求する訴えを起こすかもしれない。
そんな人に頼るなんて……
私は、会社に一週間近く休むことを連絡した。
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