第3話-2-2-2

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″ やり直そう ″ 優の言葉に返事できないまま、 カチカチカチ………と、 六畳のリビングに、目覚まし時計の秒針の音だけが生きているかのように鳴り響く。 「店の男って、どんなやつ?」 事が終わって、 やっぱり、 罪悪感しかなくて その言葉にも なにも返せない。 「………………なんか言えよ」 別に襲われたわけじゃない。 受け入れるつもりはなかったのに、 やはり、私は淫乱なのか……… 「身体が、 今の男仕様になってる」 帰りに見た、 正造の後ろ姿が頭のなかに何度も浮かんでくる。 ″………………どうしよう ″
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