第1章

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「棗ーっ」 棗にタックルしそうな勢いで、棗の元に行く勿論声は押さえ気味で気配もペルソナに分からないようにしながら。 「ーっ」 なんだっコイッ、気配が感じられなかった、それに最近調子が悪いのかアリスの出具合が悪いだが体調は万全だ、そういえばコイッに北の森で…。 おかしい、北の森の事がモヤモヤと霧がかかっているみたいだ。 「どうしたん」 「お前こそ何でここに」 俺を押し退け水を指す、あぁ水を飲みに来たのか、何故か残念な気持ちになる。 なんなんだ、この気持ちは。 「プハッ美味しいなぁ」 男の様に豪快に水にかぶり付くこいつに少しあきれる、そして母さんの事を思い出す、似ているんだよな…無頓着で男勝りな性格が。
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