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「・・・また浮気?」
麻夏の言葉にこくん、と頷くとはぁ、と呆れたようにため息を吐いた。
「証拠は?」
「・・・家帰ってきてすぐ、香水の匂いがして、スマホに女の子からのラインが届いてて・・・仕事は終わってるはずなのに毎日帰り遅くて・・・。」
そう私が呟くと、確定だね、と麻夏はまたため息を吐いた。
・・・柊と付き合いはじめて、同棲もしはじめて・・・そして、この春結婚した私たち。
それまでは浮気の気も全然なくて、むしろ私にべったりって感じだった。
・・・それが、結婚して約2ヶ月でこれだ。
「結婚したら自由がほしくなったとか・・・他の女が恋しくなったとか、そんなとこだと思うなぁ。」
麻夏はカフェオレを飲んで、さらにチョコクッキーをつまんだ。
「もう撮影で京都入ったし・・・なんだかんだで4か月は帰ってこれないんだって。」
私は。
自分のお腹をさすりながら、呟いた。
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