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「お母さんお母さん!「運命の赤い糸」ってなぁに?」
「どうしたのいきなり?」
「さっき読んだ本さんにね、「赤い糸を見つけることができた人は幸せになれる」ってかいてあったんだよ!ねぇどうして?」
「そうね…。確かに赤い糸を見つけることができたら、幸せになれるかもしれないわね。」
「ほんと!?」
「でもね乙姫、それはみつけるだけじゃ意味はないのよ…。」
「え?」
「だって、赤い糸は「大好きな人と自分をつなぐもの」なのだから。幸せになれるのかはあなた次第、苦しいことがあってもその糸を切らさないように、その感情から逃げないように…。そうしたら、糸をつたわって相手に気持ちがとどくのよ。」
「…ねぇ、私にもできるかな?」
「大丈夫よ、乙姫は頑張り屋さんだから。どんな結末がまっていても、乙姫がきっと納得できる答えがみつかるわ。」
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