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「どういう事!?」
彼女は眉間に皺を寄せ、予想通りの反応を示す。
「拓ちゃんって……、小学校の時に転校した拓郎の事でしょ?」
結月の知る“拓ちゃん”は彼しかいない。
まだ結月に話していなかった。
私が拓ちゃんと再会し、今は同じ職場で働いているという事を。
「……今、同じ職場なの。
それから、同じユニットで音楽活動もしてる。」
これまで結月には色々な事を話してきた。
だけど拓ちゃんとの関係は、過去の事を含め何も話していない。
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