第11章 禁断の扉
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「ママが金を積んだんだ。まだあの男を僕から取り返したいらしい」 その言い方――。 まだあいつを 自分の男だと公言しているようでカチンと来る。 「まさか、会う気じゃないよな?」 「パパと?」 「危険だぞ」 「そうかな?」 「あたりまえだろ!」 そんなことぐらい 分かってるだろうに――。
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