第11章 禁断の扉

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門をくぐって 玄関のドアノブに手をかける。 (……やっぱりだ) 僕が追ってくること分かってて 由良があえてそうしてるんだろう。 鍵はかかっていなかった。 なんのために そんなこと――。 分かってるのは あえて危険を冒してまで自分から 仕掛けられた罠に飛び込むべきじゃないってことだけ。
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