第11章 禁断の扉

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なのに 分かっていながら僕は――。 次の瞬間。 コソ泥のように足音を忍ばせ 由良の部屋へと続く階段を上っていた。 ぷんと鼻をつくアルコールの匂い。 不気味な静けさ。 だけど由良の部屋に近づくにつれて 聞こえてくる。 「アッ……ハッァ……ア……!」 「ンンッ……アアッ……」 重なるような 微かな息遣い――。
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